気ままにおしゃべり

ミニエッセイ

あ-との祭り

<1/26 Live>

アケタの店/西荻窪

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2014/レギュラーカルテット初アケタ
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今年もヨロシク!

Live

店に到着
シマダが一言
「今日ジョビンの誕生日って知ってます?」
「知らなかった」
「ではジョビンさんに因んだ選曲しよう」


<ひつじレポート>

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陽射しの暖かだった日中からは想像もできないような
寒風吹きすさぶ夜になり、
コートの衿を立て唇を震わせながら会場へ向かった

重い扉をかじかむ手で押し入っていった店内は
年季もののガスストーブで十二分に温められていて、
そのぬっくりとした温かさは
そのときの私にとってはまさに天国!だった

バンドメンバーの打ち合わせの様子を
いつもの席で見つめながら身も心も
だんだんに温まってくるのを感じていた
この日は Antônio Carlos Jobim の生まれた日だとかで、
彼のオリジナルやゆかりの曲が採り上げられた
真冬の西荻からブラジルへのサウンドによるワープもありで
西荻ヘヴン=アケタの店での
山崎バンド2014初回ライヴは以下の通りで繰り広げられた。

Hocus Pocus     (Lee Morgan)
Fericidade      (Antônio Carlos Jobim)
Blue In Green     (Bill Evans+Miles Davis)
Moment Notice    (John Coltrane)
Carta Ao Tom 74   (Toquinho)
Afro Blue       (Mongo Santamaría)
I Thought About You (Jimmy Van Heusen)
Some Other Blues   (John Coltrane)

◆ Hocus Pocus
昨年はこの曲の演奏を聴いてずいぶんと元気づけられた

イントロのドラムスのひと叩きにはじまり、
それに折り重なるように奏されたテナー、
ピアノの軽快なテーマ・アドリブ、
そして力強く引き継がれたベースソロの一弾からして
演奏のそのすべてが、
ひたすら自分への励ましに聞こえてくるから不思議だ
手前勝手な聴き方とはいえ、
新年早々の一曲目に、
なんとも個人的な幸先の良さだった!

◆ Fericidade
この曲は大のお気に入り!
正確には、
山崎バンドによるところのこの曲が、
ということである
その演奏にはいつだってホント胸きゅんなのだ
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今回も、トモキさんのテナーの歌いっぷりといい、
ジャズボサノバとしての中盤のクールなピアノさばきといい、
心底唸ってしまった。

~希望のあるところには試練がある~
いま読んでいる本の中で、
主人公がそうつぶやいて
困難な先行きに立ち向かって行くのだけれど……、
光と影が綾織りになり背中合わせになった Jobim のこの楽曲と
メンバーの演奏にそれがタイミングよくオーバーラップしてくる

いつまでたっても十全でないことの方がほとんどで、
そのことに疲れ果てたりしつつも、
いくばくかの希望を頼りに少しづつでも前に進んで行こう……
私事ながらそんなふうに思う毎日だ。

◆ Blue In Green
メンバーそれぞれの渾身の演奏で色づけが為されてゆく
NYの夕暮れ時を見るようだった

美しいというよりは身を切るような心情で
以前、似たような景色を見つめたことがあったように思う
それでも、以降重ねた多くの歳月は
記憶の角を削り、その横顔に絹のような滑らかな靄をかけて
それらをじつに甘く優しげな感傷に変えてくれるものだ
演奏に聴き入りながらそんなことを思ったりしていた

切なる演奏が
その夜その場限りで会場の空気の中に消え去り、
聴き手の胸以外にはどこにも残らないというのが少し惜しいような、
それがまた、いかにもしっくりするような………、
どちらとも言い表し難い複雑な余韻の中にある。

◆ Moment Notice
レギュラーメンバー安藤さんがスケジュール調整のため休演
前回に続き、ゲストに楠本卓司氏を迎えドラムスをフューチャーしての演目
氏の吐息、うなりが演奏の一部となって乱れ咲く
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後半怒濤のソロドラミングが圧巻!
共演のメンバーもごきげんに吹き、爪弾き、弾いていた

◆ Carta Ao Tom 74
ゲスト参加のハーモニカ奏者中山ふじ枝さん選曲。
オリジナル楽曲はどんな手紙を託して作られたものなのか、
また、自分だったらどんなことを Jobim に書き送りたいか、
などを思い描きながら聴いた
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今夜の演奏は、
ゆかしさ懐かしさ、友情、感謝と敬いが込められた
バンドからの彼へのサウンドによるメッセージだったと思う。

すごくロマンティックだった……

◆ Afro Blue
リーダーの提案で5拍子での演奏になった。
開始の合図が目配せで伝えられたあとの
「ふっ、ふ、ふ、ふ、ふ」
という楠本氏の意味ありげなほくそ笑みやメンバーの笑顔が
会場に期待を湧かせた。

それを裏切らない新鮮なノリの演奏となった。
スタイルや流儀を一度まっさらにし、
再生構築し直す試みを観る(聴く)のはいつだって刺激的だ
アーシーなドラミングに、
地を揺さぶり こだましあうテナー、ピアノ、ベースのサウンドが
新しいアフリカンブルーのイメージを提示してくれた。

今月の架空CDジャケットタイトル曲にした

◆ I Thought About You
ピアノをフューチャーしての演目
ライヴが始まる前に
「寝不足してるんだ」
と言っていたよねさま……。
ひとしきり(う~~む)と うつむくなり鍵盤に向かって始められた演奏に
そんな気配はどこにも見当たらず聴き当たらなかった。
序盤からすでに挑戦的で、かつ滑らかで魅力的な
ピアノソロの独壇場に上がっていた
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(エッ!? これあの曲だよね!?たぶん……)
アドリブに惹かれて入り込んで行った世界で、
                    ・・・・・・・・・・
気がつくとゾクゾクするようなの迷子感覚を体験させてくれるスリリングさだった。

あとを引き継いだソフトなテナーの音色、
心地よく弾むベースに耳傾けながら
よねさまワールドからの帰途についたような気分がした。
ミラクル!!!

◆ Some Other Blues
バンドの十八番といってもいいような演目。
演奏の軽快さと掛け合いのメリハリにまかせて、
始まったらそのまま一気に
楽曲の大きなうねりを乗り切った感のある演奏だった
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大波の頂点では、
ベースソロがこの楽曲の魅力を
安定感のある爪弾きでくっきりと歌い上げてくれた

演奏が終わるなり、年明けセッションの話になった
よねさまゆかりの御仁のお名前なども挙っていた
お馴染み久しぶりのさまざまな面々が入り乱れ
ジャズで越し、迎えた年末年始は盛況だったようだ

ファーストセット<Moment Notice>演奏前に
トモキさんがサックスの抑えに違和感を感じているようだった。
セカンドセットが始まる前の休憩時間に
お店のスタッフ島田氏がその器用さと力量を発揮して、
トモキさんと二人で難局を打破した。
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長年に渡ってライヴハウスを盛り立て、
さまざまなミュージシャンを見守ってきた
守護神としての島田氏の存在感を垣間見たような気がした
-----

それにしてもライヴの時間が過ぎるのはアッという間……
今年も一年、ワクワクしながらバンド演奏を聴き続けて行きたい。
次回ライヴ:2/21日(金) 20:00pm~
春の兆しもほの見え、梅や水仙など咲き始める頃だろうか……。
ここはひとつ、
ジャズと手に手を取り合って、
天国の次は桃源郷への道行きと決め込もうと思う

ひつじ


<ひつじの眼>

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お勉強会
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アフロブルー
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Dsフィーチャー/5拍子でやってみた/アフロブル
ウマくいっただろうか?

オツカレ!
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楽器修理が出来るお店番!
頼もしい!
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  1. 2014/01/28(火) 20:34:29|
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