気ままにおしゃべり

ミニエッセイ

あ-との祭り

<12/23 Live>

アケタの店/西荻窪

20131223_all.jpg

Live

20131223_takahashi.jpg20131223_yoneda.jpg20131223_yamazaki.jpg20131223_kusumoto.jpg
撮影:シマダ

<ひつじレポート>

201312231.jpg

●2013.12.23.mon.ライブ●

いま『徒然草』を読んでいるところ……
もちろん対訳現代語付きで
そこで語られた生き方やものの価値観などには
つくづく教えられるところが多い
~あれもこれもに手を出し結局何ものをも得られずに
 過ぎた時間の燃えカスを目の当たりにする空しさ~
について書かれた段などでは
知らず深くうなづいていたりする

そんなこんなで、
せめてこの先は自分の心をよくよく覗き込み、
許された残り少ない年月を
真に大切なものに対して傾けたいと願っている
毎月の山崎バンドライヴ行きは、
そのうちのひとつだ

風も冷たさを増し暮れも押し迫ったこの夜の
演目は以下の通り
今月はご都合のある安藤さんに代わって
ドラムスに楠本卓司さんがゲスト
久しぶりにお会いした方や
遠路脚を運ばれた方などと一緒に
2013年を振り返りながら聴き通した

One By One     (Wayne Shorter)
Mountain      (Dollar Brand)
The Christmas Song (Robert Wells)
Moment Notice   (John Coltrane)
Chan’s Song    (Herbie Hancock)
Glad To Be Unhappy (Richard Rodgers)
Crescent      (John Coltrane)
Impressions    (John Coltrane)
Blue Monk     (Thelonious Monk)
-----

◆ One By One
大好きな演目
楠本さんのカウントで演奏が始まった
力強さにうっすらと切なさをまとったメンバー各人の
サウンドとアドリブにダンディな男臭さが立ち昇っていた
私はライヴのたびに演奏の中の
その感触に恋してしまうワケなのだ!

◆ Mountain
ポポンポンと鳴るマレットのとどろきが
こちらの隠れていた記憶のツボを心地よく押して
あとからあとから懐かしい心奥の断片や景色が
溢れ出して来る
ジャズがそういうものなのか、
バンドの個性なのか、
私が彼らのライヴに通い続けるキーワードのひとつは
この<なつかしさ>を汲み出す選曲と演奏にあるような気がする
風景の中に、
人は誰でもそれぞれの来歴や経験を刻み込んでいるのだから……

◆ The Christmas Song
201312233.jpg
<まちがいだらけの…>
と前置きがあって演奏が始まった
どうしてなのかは分からない
コードの進行が不確か!?とでもいうことだろうか……
季節柄に応じてのバンドから客席への
サプライズプレゼントであった!
ツリーを飾るイルミネーションのように
点滅し重なり合う楽器それぞれの音色に
優しく温かな気分で聴き入った。

余談・・・
マスコットキャラクターの<ブラックスワン>が
ひとりぼっちのクリスマスを送るある女性に
「イカの塩辛」をプレゼントする…
という泣かせる生命保険会社のCMがあるが、
身に詰まり、それを思い出してしまった(笑

◆ Moment Notice
201312235.jpg
ドラムスをフューチャーしての演目
気持ちの良い疾走感、緊張感に満ちた一曲!
終盤のドラムスソロでは
楠本さんの息づかいスティックさばきが
そのままタイトルの Moment Notice になっていた

◆ Chan’s Song
1223_nakayama.jpg
これはゲストハーモニカの
中山ふじ枝さんをフューチャーしての演目
身の洗われるっていうのかな……、
ハーモニカの清涼で透明な音色に
私自身や周辺の空気が澄み渡って行くように感じた。
ピアノの凛としたアドリブも
冴え冴えとしていて余韻を残した

◆ Glad To Be Unhappy
201312234.jpg
柔らかで温かな雨のように降り注ぎ身を包んだ
中盤のベースソロが忘れられない
楽曲演奏で表された
向かい風をも喜びにしてしまえる人間の
在りようって素敵だと思う!

◆ Crescent
201312232.jpg
トモキさんのテナーが炸裂!
Coltrane のオリジナルに
ほとんど一体化したかのような
迫力ある演奏を繰り広げた!
万一そのサウンドに触ることができるとするなら、
手が切れそうなくらいに繊細で硬質な
ピアノソロの聴き応えもスゴい!
後半の地を穿ち、
えぐるように重く太く鳴り渡ったベースソロがまた圧巻だった

~月はくまなきをのみ見るものかは~

兼好法師はそう問いかける。
演奏を聴きながら、
漆黒の夜空に細く妖しくかかった月に心動かされ、
創作に反映させたアーティストがいたことなどにも想いが飛んで行った。
仮に地球に衛星としての月がなかったなら……
文学や音楽に限らず他のさまざまな文化芸術にとっても
大きな損失を及ぼしたことだろうととも感じ入った。
少なくとも、こうしてこの楽曲と演奏は聴くことができていないだろう。

◆ Impressions
は、はやい!
とにかくテンポの速さやパワーが半端じゃない
メンバーの演奏テクニックは相当にスゴいものだった
私が息するよりもずっと速く
サウンドやリズムを刻み続ける。
それでいながらそこに、
何がしかの感情やクリエイティブな姿勢を
盛り込んでいるのだから!
感動を通り越して驚きが私を押さえ込んだ
快演かつ怪演だったといっておくことにする
ふぅ~~スゴ過ぎ

◆ Blue Monk
前曲との間を置かずに流れのままに今夜の終曲
あれほどの超ド級演奏のあとだというのに
涼しげな表情で余裕あるプレイだ
後半のドラムスとベースの
呼吸の合った掛け合いがクール!!!

演奏終了後
リーダーの締めくくりのあいさつがあった

ヴォーカリストMeekoさんの呼びかけで
この夜はクリスマス前々夜ということもあり、
1526363_506989616074970_479053019_n.jpg
バンドメンバーと共にささやかな忘年会が用意された
(ひつじさん手づくり料理付き)

常連のお客さまや
この日のために仙台からいらした
ワカさん(バンドのファンでありブルースの歌い手)、
そして、ライヴにお顔を見せて下さった
地元ベーシスト吉野弘志さんもご一緒だった

印象的だったのは、
東北のライヴハウスやジャズ・音楽情報を
方言で語られるワカさんのお話
珍客!ワカちゃん

先日のなってる4バンドで知り合った
仙台から突然のご来店
2013-12-23 201656
タクさんは大喜び!
(もちろん自分も!)

即席東北弁講座
イー ビー スー デー
イー イフ ズー
イチ アイ ジェー ケー
イル イム イヌ オー 
ピシー(これは文字で表すには難しい!!)
チュー アル エス テー ユー
ンブイ ダンブリュー イックス ワイ ゼット
(青森の友達から教わったとの事だ)

初西荻窪
1533552_571277249619658_1547036499_n.jpg
40年近く西荻窪に通っている
しかし写真を撮った事がなかった
なかなか渋い!
そのお人柄、土地柄から滲み出てくる温かさや魅力に
ほっこりとした和やかな時間が流れた!

出会う喜び……。
偶然か必然かはともかくも、
バンドの演奏が静かに、熱く、
ある日ある場で人と人を結ぶ
そんな音楽があるって素敵だ!
-----

2013/オツカレ
2013-12-24 000426
2014/ヨロシク

2014/1/26(日):20:00~
新しい年の歩み出しだ!

2013年ご来店・サポート ありがとうございました!
2014年ご来店・サポート よろしくお願いします!
関連記事
  1. 2013/12/30(月) 21:29:52|
  2. あ-との祭り
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<あ-との祭り | ホーム | あ-との祭り>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://wbky.blog.fc2.com/tb.php/706-cce19746
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Greeting

k.yamazaki

Author:k.yamazaki

Menu

Welcome (1)
あ-との祭り (867)
社会の窓 (68)
彼奴&彼処 (40)
Elvin Jones (38)
モノホン (46)
映写室 (39)
想い出ぼろぼろ (83)
押入れ (31)
週刊C調 (40)
鰯亭 (64)
Jazzの細道 (2)
緊急!連絡帳 (5)

最新記事

リンク

このブログをリンクに追加する

郵便ポスト

空き室

貸間

現在の閲覧者数:

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる