気ままにおしゃべり

ミニエッセイ

10/31 ひつじレポート

<10/31 Live>

アケタの店/西荻窪

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Live

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<Kodamaレポート>
2013-10-31 214912

秋の深き夜にとうとうと紡がれていく、standard群の魅惑の味は極上

限り無く暖かくて優しい…
時に大樹の芯のような力強さをも湛えたウッドベースを軸に、
慈しみの唄は溢れ出す
想い出す数多の情景が煌めきの輪郭を帯びる時、
赦されているのだと気付く
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嗚呼、そうだ!
私は『Jazz』を聴いているのだな!

『In a sentimental mood』
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何て叙情的な… 沁み渡った!


<ひつじレポート>

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この日は会場でアケタさんにもお会いしました
楽旅から足を伸ばされて何度も通い続けられたという
東北の山深い鄙びた温泉の醍醐味などをうかがいながら
演奏の始まるのを待っていました
この夜のライヴがメイン料理であるとするならば、
アケタさんのほっこりした味わいのあるお話は
さまざまな旬の食材でもって
贅を尽くした前菜のようでもありました

お店のドアを押した瞬間から
なにやらフルコースのテーブルに着いたようなものです
さてさて、
どんなおいしいライヴが待っているのでしょうか……
メンバーがどうやらスタンバイを始めています
-----

Beatrice         (Sam Rivers)
Dat Dere         (Bobby Timmons)
Blue In Green       (Bill Evans+Miles Davis)
Morning In Rio       (Toninho Horta)
In A Sentimental Mood   (Duke Ellington)
Bluesette         (Toots Thielemans)
Peedlum          (Hank Jones)
Hocus Pocus        (Lee Morgan)

Beatrice
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メンバーそれぞれのソロやアドリブはもちろんのこと、
バンドとしての成熟した演奏ぶりを
十二分に堪能できる一曲
殊に、
終始に渡る安藤さんのドラミングが気持ちイイです。
飛び抜けたバランス感覚とシーンごとの叩き分けには
テクニックの引き出しの広さ多さを実感させま

Dat Dere

新曲
まるで鼻歌を歌っているかのような出だしの楽しいテーマと
よねさまのピアノのジャジーな感覚と色濃さが印象的でした

<Dat Dere>て、どういう意味かしら?と気になりました。
ジャズミュージシャンのオリジナルには
ときどき風変わりなタイトルが付けられていたりしますものね
PCで検索してみたら、
Bobby Timmons には
「This Here」というオリジナルもあるらしく
それに応えるカタチでの作品のようです
子どもの舌足らずな物言いで
「That There」が<ダッド・デア>に
なったものをタイトルに付けたと書かれてありました

Blue In Green
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ピアノソロが恐ろしいくらいにきれい
きれいだけれど、
澄み切ったその底には
何かとんでもなく深く重い沈思が潜んでいる感じ……
その辺りがもうたまりません
テナー、ベースソロにも
そして演奏の流れにじっくりと添うドラムスのサウンドにも
同じ感慨を抱きました

ひょっとして私は
バンドの演奏を通して現れ出た
この楽曲が内包する計り知れなさを
聴いていたのかもしれません……。

Morning In Rio
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イントロはピアノから始まりました
そのしんとした空気感から だんだんに曲調やテンポ、
演奏が温まって行く感じが
タイトルから想い描かれるとおりの景観を見せてくれて、
ボサノバやブラジルに憧れ恋している私にとっては
夢見心地の演目でした
聴いているうちに、
何とも言えない甘酸っぱい気分になって来るところが
いいのよねぇ~~

In A Sentimental Mood

ハーモニカ中山ふじ枝さんがゲスト
選曲も彼女が中休憩に提案してその場で決まりました。
10月半ばに亡くされた母君に捧げられた曲だそうです。
湿度や温度、硬質軟質、色みなどなど……、
それぞれの音色にその楽器の持つ質感があり、
それが透けたり混じり合ったり溶け合ったりする美しさ、
5つの個性あるサウンドのハーモニーをしみじみと聴きました。

Bluesette
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これも中山さんがチョイスしゲスト参加された演目
やはり時期を同じくして父君を亡くされた
お店スタッフ島田さんのために捧げられた楽曲です
ワルツでではなく、
この夜は4ビートで軽やかに演奏されました
トモキさんのテナーが風のように清々しく、
その音色に優しく
揺れる青い花が目の前に見えるようでした。
山崎さんのベースは温かで、
安らぎ効果のあるほのかな芳香
のようにでもありました
作曲者のToots Thielemans も
ハーモニカを巧みに演奏したと聞いていますが、
中山さんの両手の中の
小さな花のつぼみの如き楽器からも
胸に深く沁み入り、心なぐさめられる音色が
奏でられていました

Peedlum
久々の演目
何度聞いても頼もしい演奏です。
それぞれのアドリブがすごくクール!
演奏の時々に見せるサウンドの
硬派な横顔が超イケてました
(何だかまるで恋している殿方について
自慢しているような口ぶりになってるでしょ)

Hocus Pocus
この演奏を聴くと元気になります。
弾む曲調やリズムが心にも効いて……ということでしょうか。
演奏がベースソロからテナーにまわり、ドラムス、ピアノ、またテナーと
短く掛け合うシーンが特にごきげん!!!
ライヴの締めくくりにとてもマッチした選曲でした。

次回のライヴでも、
ひとときまた素敵な魔法を
かけられたいものです
-----

さて、メイン料理を終えたあとは
本日ライヴのデザートの時間……

10月2日はリーダーのお誕生日でした
演奏後ささやかにお祝いをしましたが、
セカンドステージ初めからカメラが
電池切れを起こし、そのスナップを残すことが
できませんでした。

山崎さんは新しい生まれ変りの節目から
2歳になられたそうです
おめでとうございます!

ひつじはいつもチャチャを入れては
リーダーをからかっ(可愛がっ)ていますが、
2歳だからといって手加減せずに
これからも もっともっとからかって
……いやいや、
可愛がってあげなければいけない!
と、お祝いのケーキを切り分けながら
心新たにしていました(笑

夜食を囲みながらの話題の主は
メンバーの若かりし頃からの仲間、
先輩後輩の逸話や近況などに終始していました
愉快だったり、しんみりしたりで、
積もる話は尽きるところを知らず、
演奏する時と同じくらいに兄さまたちが
豊かな表情を見せていることに
胸熱くしながら切り分けたケーキを
我れ先に頬張っていた私です
トモキさんの分のケーキまで
ちゃっかりいただいちゃいました
生クリーム大好きリーダーにも
ひと口だけお裾分け

バンドとジャズに出会ってまだ16年
出会う前の興味深い道筋や経験のお裾分けも
もっともっといただきたい気持ちでいますので、
これからもますますお元気で
ジャズ道まっしぐらに突き進んで下さいね

あとから めぇ〜めぇ〜とついて行きます
祈りにも似た気持ちで
そんなふうに兄さまたちを ひと渡り見つめ、
残っているお稲荷さんにまた手を出すひつじでした

* * *
それにしても、1年て……アッという間ですね
2013年も残すところあと2ヶ月を切りました
過ぎた時間に少しだけ思いをいたしつつも
素敵な明日へと顔を向けて行きましょう!!!

Every day in every way
It's getting better and better

John Lennon もそう詩に書いているように
毎日はあらゆる面でより良くなっている……

そう祈り願いながら

11/29/(金)20:00pm~

ひつじの兄さん方への愛あるチャチャ入れも
どうぞお楽しみに!

After

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主催:ひつじ

毎年メンバーの誕生日月に手作りパーティを主催して頂く

大感謝!
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2013-10-31 225331
手作り料理を皆で頂く

After after

人には”寿命”がある
本来は順番に寿命を全うする
(時として順番が狂う事もある)

ジャズの世界での葬式は
哀しみ事ではなくお祝い事として行われる

シマダくんと中山さん(ハモニカ)
今日のライブに笑顔で参加してくれた!

お二人の親からのバトンタッチをお祝いした!
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  1. 2013/11/02(土) 20:36:44|
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