気ままにおしゃべり

ミニエッセイ

あ-との祭り

2017/4/25

<アケタの店/西荻窪>

20170425_all.jpg

「ひつじレポート」

よねさま(米田正義p)はご実家に弔事ができ、
急きょ帰省とのことでお休み。
(私がこのバンドのライヴを聴きはじめて以来20年、
その間で、2セット通してのピアノレスライヴは
ひょっとして初めてのことかもしれない……、
2017425b-91d44.jpg
いや、2度目かな。
ともかくめったにあることじゃない)

演目は以下の通り。

Beatrice(Sam Rivers)
The Everywhere Calypso(Sonny Rollins)
Peace(Horace Silver)
Softly As In A Morning Sunrise (Sigmund Romberg)
Old Folks(Willard Robison)
All Blues(Miles Davis)
'Round About Midnight (Thelonious Monk)
Hush-a-bye(Sammy Fain)


<Beatrice>
このバンドで一番演奏されてきた演目ではないだろうか。
イントロを耳にするなりひつじも踊る!
メンバーに愛された1曲である。
後半のドラムスとの4バース、滋世氏が熱い!

<The Everywhere Calypso>
タイトルをリーダーに教えてもらった。
トモキ氏のサウンドには気持ちのいい風が吹いている。
エンディングへとつながって行く渾身のドラムスソロが
またもや聴きどころ
20170425_honda.jpg
1曲目から続いてこう書いているということは、
惜しみなく情熱を注ぎ込む滋世氏のプレイに
ひつじはかなり心を奪われているということでもある!

<Peace>
なんだろう!
テーマを吹くテナーのサウンドや聴き手の心持ちを
バックのベースとドラムスの演奏が
ぐぐぐっと押し上げている感じがした。
静かに、でも力強く。
このあとソロを引き継いだ際のベースサウンドも
ぐいっ!とこちらの胸にくい込んでくる。
柔らかいのに重量感があるのだ。

<Softly As In A Morning Sunrise>
20170425_yamazaki.jpg
ベースのイントロが半端なくかっこいい!!!
胸の内で(ひゃぁ!!)と感嘆の声を上げる。
それに加わったドラムスの間合いや呼吸がぴったりだ。
す、すごい……。
テーマのあとのトモキ氏のソロはしだいに原曲を離れて
誰のものでもない、彼自身のオリジナル性の世界へと離陸して行く。
なんだろうね、バンドのこの独特の魅力は!
世田谷区方面で行われている3者による演奏を
しばらく聴き逃してきたことが今になって惜しまれる……。

<Old Folks >
2017425d-49f7f.jpg
中休憩でリーダーと中山氏が
膝を突き合わせて決めた演目である。
こういうシーンを側近くで眺めているのが
演奏を聴いているのと同じくらい好きだ。
お店のドアを開けて入り、そこを辞するまでのすべてが、
私にとっての~ライヴの愉しみ~と言える。
そしてこの演目では
違う個性、違う楽器がもうひとつ加わることで
バンド演奏の地平が大きく広がる様を見たように思う。
それにしても、ゆかしいハーモニカの音色は
この楽曲によく似合っている。

<All Blues>
8分の6拍子12小節の楽曲。
これも出だしのベースがごきげん!
各楽器それぞれのソロ、即興演奏が聴きどころである。

<'Round About Midnight>
20170425_takahashi.jpg
サックスのテーマに
ドラムス、ベースがゆっくりと重なって
夜の静寂に抱(いだ)かれた、
あるいは吸い込まれて行く独白のような楽曲に思えた。
耳傾けているうちに、
それが演奏なのか、
自らの心の内から溢れてくるものなのか、
しだいに境目がなくなって行った。
2017425hiilu-cf7c1.jpg
このときの心象をイラストにしてみた。

<Hush-a-bye>
タイトルは、
~子どもを寝かしつけるときにかける言葉~
ということらしい。
テーマにうっすらとした切なさが滲んでみえるけれども、
演奏全体には通して熱がこもっていて、
聴いているこちらは寝付いてなんかいられない。
心地よいスピード感もあって、
覚醒したまま一気に
エンディングまで心とからだを持って行かれた。
* *
2017425c-dc6fc.jpg
この日、店内でかかっていたCDは、
<Three or Four Shades of Blues>Charles Mingus
<Lush Life>Joe Henderson
の2枚。
ライブが跳ねたあと、
この盤や収録曲のタイトルにまつわる逸話や
その背景裏話などに花が咲いた。
それに加えた関係者である
エリントンやストレイホーンを撮った
ドキュメンタリーの話も出て興味深い。
まるで現場に立ち会ったか、見て来たか、
そんな臨場感あるメンバーの話しぶりが
そういう気持ちにさせるのかもしれない。
雑談の中にも
彼らの、並々ならぬジャズへの愛を感じる。
-----
2017425a-ddf7b.jpg
* * *
ひつじ
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